見込み捜査が批判を浴びているが、筋を読むことが大切だと本田靖春著「誘拐」を読んで感じた。弁護士さんからこの事件は筋が悪い、良いとの話もよく聞く。筋を読み違えると、あらぬ方向に進む。与えられた資料、得られた情報から、正しい筋を読み取る力を養っていかなければ成らないと思う。簡単には得られない力ではあるが、平素の勉強で培って行かなければならない。

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本田靖春

元読売新聞社の記者で有ったノンフィクション作家本田靖春の「不当逮捕」を読む。知る自由、表現の自由と国家権力との戦い。憲法問題である。しかし、その裏にはドロドロとした政治の社会、司法の社会、そして大きく社会全体の動きが有る。巨視的に物事を見る力を養うことが法律家に必要と思った。又、人の縁(エニシ)不思議さも知る。

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佐藤優

佐藤優氏の読書量はすごい。彼の文章を読んでいると圧倒される。今回「交渉術」を読んだ。国家間の交渉の話。それだけに重い。又、最終的には我々国民にその結果が覆いかぶさってくる事である。小さな事が大きな事を動かし、日々の努力が成果を生む。テレビを見ている暇はない。

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南淵明宏

南淵明宏氏の「心臓外科医の挑戦状」を読む。医療職人を目指す先生の姿に感銘。手術の数をこなすことこそ、技術進歩があり必要不可欠と断言する。私の事務所も事件をこなすことが事務所の力を増すことと思った。手術もそれぞれ異なる様に、依頼受ける事件もその内容は微妙に異なる。その中で依頼者の最善の道をお探しするのが事務所の任務か。悪い意味の唯我独尊にならずに、多くの情報を得て、最善の道を探すのが専門職の責務と思った。

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墓参

山梨県の甲斐岩間まで、墓参に行く。快晴に恵まれ、富士山の雄姿と山々の緑を満喫できた。又、さくらんぼや、桃の木に囲まれた塩山で40年ぶりで、練馬の司法書士事務所で一緒に働いていた方と逢うことが出来た。家庭の事情で大変な生活状況であるのにもかかわらず、前向きに生きていく姿に力を得た。債務整理も同様で有るが、前向きに進もうとする気持ちと努力が、問題を解決し、人生を切り開いていくものと再確認した。

本山敦

本山敦立命館大学教授が、平成17年12月号の月刊司法書士に「平成の小説にみる家族法」を書いている。そのなかで、川上健一著「翼はいつまでも」に付された角田光代の解説が最高傑作だと言っている。本山氏は学習院大学の文学部哲学科から法律家になつた先生。心を大事にされる方かも知れない。

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カーシェア

車がパンクし、交換タイヤが入手できなかったので、「カーシェア」を使用した。自分で指定の駐車場まで取りに行き、自分で鍵をあけ、車を状況点検し、運転。使用後、同駐車場に返納。省力化されたレンタカー。人を信用することによって成り立つ。一つの時代の速さを感じた。法律の世界もうかうかは、出来ない。

尾崎放哉

吉村昭著「海も暮れきる」を読む。すべき事が分かっていて、その反対の方向に進んでしまう人。分かっているだけに、その悩み苦しみは大きい。その中から、俳句が生まれた。小豆島に行き、行きかう船を見ながら、真夏の中に鳴く蝉の声を聞きたいと思った。

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裁判官

御厨貴の「後藤田正晴と矢口洪一の統制力」を読む。矢口最高裁裁判官は、裁判官というものは判例集にも載らない、何も載らないで、事件を溜めないでやつている裁判官が、一番いい裁判官です。だから、何かに飛びぬけていいと書かれたら、飛び抜けて悪いところがあると語っている。当りまえの事を当たり前にやる事が一番かも知れない。
人間は、弱い。それが難しいのかも知れない。

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概説西洋法制史

法律の専門書を読んでいたら、最近の法律家は、法律の関する読書量が少ないと有った。法律を幅広く、厚みある理解力を得るのには法制史等法律に関する本を、より読まなくてはならないと有った。「法とは、最終的には、その社会が容認する何らかの実力行使によって実現もしくは守護されなければならない規範である。法は、その限りで人々の共通感覚や社会規範のより厳格で明確な表現形態である。ある地域の一定数の人々がある程度普遍的に正しいと考え、それを力によっても守らねばならないと考えるとき、そこには〚法〛がある」刑法総論を読むと、これと同様な内容がある。〚法〛は動く。動きに付いていくのには、読書量と思える。

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