色は匂えど

新聞の切抜きの整理。日経新聞文化欄に「色は匂えど…」と題してドイツ在中の四元康祐氏が新いろは歌を書いている。そこに、昔習った空海とも柿本人麻呂作と言われる諸行無常を謳い上げたいろは歌も有った。

「色は匂えど散りぬるを我が世誰ぞ常ならん有為の奥山けふ超えて浅き夢見じ酔いもせず」。馬齢を重ねると、心に沁みる。

137億年の物語

生きている、生かされている。本当は、生かされているのかも知れない。そう思ったとき感謝が生まれる。それを認識する本か。

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病牀六尺

日経新聞。高任和夫氏のさらりーまん生態学に、正岡子規の病牀六尺の一節が書かれていた。「余は今まで禅宗のいわゆる悟りという事を誤解して居た。悟ったという事は如何なる場合にも平気で死ぬる事かと思って居たのは間違いで、悟りという事は如何なる場合でも平気で活きて居る事であった」。そして子規の歌を上げている。「糸瓜(へちま)咲いて淡のつまりし仏かな」日暮里にある、子規庵を見学したことがある。肺結核で30代で死んだ。毎日、平気で活きる事が幸せと思う。

野田秀樹

野田秀樹の話の記事。⑴有言実行⑵有言不実行⑶不言実行⑷不言不実行の中でどれが正しいか。小学校時代担任の浜野敏明先生からクラスで討議するように言われ、その結果クラス全員「不言実行」となった。しかし、浜野先生は、「有言実行」こそが大切と話し、今もその言葉を大切にしていると有った。皆の前で宣言し、自分を引っ張る事は大切。今年は、英語を勉強する。

春秋

日経新聞の「春秋」の記事。松任谷由美が尋ねる。「私はこんなステージをやってきて、お客さんも喜んでくれているけど、この先に何があるのでしょうか」。森光子が答える。「飽きないでください。それだけでいいです」。商売の根本は飽きない。当たり前の事を毎日同じように続ける。事務所の維持も、法律の勉強も毎日飽きないで続ける事にあるのではないかと思い、同感する。放浪記を41歳から2017回、48年間続けた森光子。新宿区中井に原作者の林芙美子の家が記念館としてある。一見をお勧めする。

選択の科学

シーナ・アイエンガー氏の本が昨年のベツトセラーで有ったのこと。その語録に「人生は選択と偶然と運命で決まるが、最も強力に作用するものは選択だ」とあるそうだ。
全盲で米国の大学教授。五体満足で十分な貢献を社会にしているか。怠惰の心に勝つため本を購入する。

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岩見隆夫

8月11日付毎日新聞。岩見隆夫の「近聞遠見」に野田総理と当時の谷垣自民党総裁の相性を書いている。その中で、野田総理が浅沼稲次郎が刺された事件(3歳)とケネディ米国大統領の暗殺(6歳)をテレビで見て、政治家は命懸けのものだということを幼児体験として強烈に受けた事を書いている。私は沢木耕太郎の「テロルの決算」を読んだだけに、一つの事件が数十年経っても人の心に残り、人の人生観を形作るものだと思った。

破船

吉村昭の「破船」を読む。生きる。ただ生きる厳しさを知る。冷暖房完備の室でテレビを安閑として見ていられる今の、幸せを思う。幸せを思ったとき、今、何をすべきか考える。時を惜しんで己の向上に努めるべきと考える。

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電子書籍

私もアイパッドを持っている。十分に使いきっていないが、触っている内に少しの進歩はあるかと考えてよちよちと使っている。電子書籍時代アイパッドを通じて、小説や専門書を読む事になるし、一部実際に読んでいる。書籍によって、狭い家の場所も取られなくて良いと思う。しかし、日経新聞に有った紀田順一郎氏の言葉に感じるものが有った。「書物は内容や外観の上に、所蔵者の人生や歳月をも含む重層的な記憶を伝える媒体ではないか」との言葉に。

金本和憲選手の言葉

現役引退のする金本和憲外野手の記者会見で、「金本選手にとって野球とは」との問いに対しての応えて。「7、8割はしんどくて、残りの2、3割は喜びと充実感。でもその少しの2、3割をずっと追い続け、7、8割を苦しむ。そんな野球人生でした」
結果を出さなければならないスポーツ界。その厳しい生き様を知る。資格社会には甘んじてはいけないと、自分を叱咤激励する答えと思った。毎日新聞の記事を読んで。