キャリアの軌道

 日経新聞の「キャリアの軌跡」。燦ホールディング傘下の公益社の常務執行役員宮島康子さん。外資系保険会社から葬儀会社に転職。3年で執行役員になる。
 彼女の言葉。
「戸惑いもあったが、ポジションが人を育てると言う面もある」。
顧客の要望に沿う商品を提供するためのコンサルティングが不可欠という意味で、葬儀と保険は似たような特徴を持つ。「通夜と告別式だけでなく、遺族らの悲しみをケアするようなサービスを提供していきたい」。
 債務整理を含めて法律相談の最初の部分は、コンサルティング部分が不可欠と思う。どう依頼者の状況をお聞きし、それに対する助言を行い、法律的整理を行い、依頼者にとって最善の結果を導くかだと思う。しかし、実践するためには、研鑽が求められる。

過払い請求急増

朝日新聞記事。「過払い請求」急増ー消費者金融武富士の破綻影響とある。

  アコム営業収益1894億円純損益▼421億円営業貸付金残高9513億円。
プロミス営業収益1875億円純損益104億円営業貸付金残高9484億円。
アイフル営業収益1162億円純損益96億円営業貸付金残高6524億円。

アコムとプロミスは銀行系列。それでも内情は厳しい。アイフルは独立系。
営業貸付残高は、商店における品揃えと考えられる。残高が少ないことは、それだけ来店者が少なく品揃えも悪い。アイフルは、今期は純利益を上げる事はできた。しかし、今後品揃えを充実することが緊急の課題。年収3分の1を超える貸付規制がその課題解決を阻止をしている。三社とも経営上の難題を抱えている。

過払い金

 昨日の日本経済新聞。今期見通し「過払い返還金2千億円超」ーメガ銀、支援検討。
 アコム(三菱UFGフィナンシャル・グループの連結子会社)
プロミス(三井住友銀行持ち分法適用会社)
アコムー必要があれば支援する。3月まで情勢を見極める。
 プロミスー資金繰り支援か人的支援か、それとも資本支援か。複数の選択肢から検討する。
 メガバンクは、何らかの支援が求められている現状とある。
 独立系のアイフルは、益々苦しい状況と思われる。
 
 武富士の破綻が、過払い問題の再認識させる。武富士への2月末までに管財人小畑英一弁護士宛てに過払い債権届を行わないと請求できない。70万人以上にその届書が送られている。
 大手消費者金融会社の存在そのものを、見直される問題を孕んでいる。 

葛西啓次

 毎日新聞ー憂楽帳ー事業再生コンサルタント葛西啓次氏の話。
 50代某社長。リーマンショックで、赤字転落。消費者金融10社から300万円借り入れ。夜逃げ。奥さんから離縁。
 葛西さんが交渉して、消費者金融の返済は10万円から3万円。銀行債務は、自宅売却後の残金1500万円を長期化し、毎月1万円にした。某社長は「生きる希望が持てた」と話す。
 多額の債務は、希望を失わせ、身体を苛む。葛西さんは、中小企業が債務返済をやめれば自己破産か、果ては自殺だと話す。
 最後に言う。「借金ごときで命を捨てるな」

桂七福

 朝の天声人語。桂七福さんの話。七福さん、自身のいじめの体験をもとに小中学校で講演をする。今いじめられている子には「人間はほっといても寿命が来たら死ぬ。どんなに悩んでも自分から死ぬ方向に絶対いくな」と。
 借財についても同様なことがいえる。死んだら返さなくてよい。だからといって自分から死ぬ方向に行く必要はない。債務整理という方法があるからだ。しかし、人間関係も係わるだけに債務の悩みは深い。

天声人語の書き出し

ー冬枯れの公園の藪柑子(やぶこうじ)の赤い実が鮮やかだ。それぞれ喜怒哀楽を積み上げて、難しかった年がゆく。冷えた手をかざす焚き火がほしい。-

 新宿公園ではホームレスへの炊き出しが行われた。

孤族の国

朝日新聞特集記事「孤族の国」。その一節。

ハローワークの検索機に条件を入力。
61歳、フルタイム、派遣、木工加工、勤務は浜松周辺。

「該当する求人件数0件」

求職者の話「老眼になると労災が怖い。体力が落ちる。正直言うと60歳を超えると無理ですね」
工藤均さん自らの命を絶つ。60歳を超すことを理由に時給1200円が850円になったことを理由に辞める。雇用主は語る「強気でプライドが高い。辞めても、若い時のように次があると勘違いしていたのだ」。工藤さんは生活保護に付いて相談。車の処分が必要と言われ、申請を断念。生活に窮し、命を絶つ。

債務整理も、車等の処分を求められる。しかし、それは生活再生への一歩である。生活保護も再生の一歩。なにしろ生きる貫くことが強く求められる。

桂小金治

ー「商売は笑売」肝に銘じた親父の言葉ー
 桂小金治の記事があった。父親(魚屋)がお前、ショウバイという字が書けるかと言うので、商売と書いた。父親は、そうとも書けるが本当は、笑いを売る、と書いてショウバイなんだぞ。諭した。
 ーよその魚屋さんを通り越して、わざわざ家まで魚を買いに来てくださるお客様を迎える時は、「いらっしゃいませ」、お帰りになる時は、「ありがとうございました」と明るい笑顔で言うんだぞーその後、国語の書き取りの試験は、躊躇なく「笑売」と書いて×になりましたとある。
 私達の債務整理は、お客様を笑顔で迎え、送り出すことは出来ないが、お客様が悩みが解決し、笑顔の心持でお帰り頂く事が大切かとこの記事を読んで思った。

斎藤環

 精神科医斎藤環先生に聞いた「ひきこもりの高齢化」の新聞記事。

彼らは苦しんでいる。一番の苦しみは自分自身を肯定できないこととあると話す。人が自信を持つ基盤は三つ。①社会的地位②仕事③人間関係。彼らはこの3つがすべて欠けていると。考えて見ればこの3つが無ければ、人と接する必要がない。自分の部屋に籠るしかない。
国民の多くが豊かさを共有できる社会でないと起こりえない。ひきこもりは未成熟の表れ、一般に社会が未成熟だと個人は成熟しますが、社会が成熟すると個人は未成熟になる。インフラが整っているから未成熟な個人でも生きていけるからだとと語る。

ひきこもりなったら早い段階に対応することが大事と言う。債務整理も、同様と思った。

佐伯啓思

 佐伯啓思京都大学教授が、11月14日の産経新聞に、日本の政治の尖閣、北方領土、円高、デフレ、TPP等で混迷に付いて書いている。そして、民主政治というものは、いくら国民が主権者だといっても、政治に対する過度な期待と過剰な失望を自制しなければうまくゆかないのであると結んでいる。
 人に対しても、今の債務整理に関しても過度の期待と過度な失望を自制しなければならないと思う。人にもそれぞれの事情がある。消費者会社ももはや、その存続じたいが危ぶまれている。最後は、自分の自立と努力か。

小原美紀

 日経新聞10月21日付「経済教室」で大阪大学准教授小原美紀氏が、失業は将来世代に悪影響と題して次の点を指摘して書いている。

 ○ 失業は子どもの成長後の労働生産性に影響
 ○ 子どもの健康に配慮した消費補助が有用
 ○ 失業給付の額や期間は最低限に抑えるべき

 米国における実証分析において、①所得が大きく減少した家計の子どもの健康状態が悪化すること②それにより子どもの成長後の生産性が大きく低下すること③この影響は子どもが生まれる前、すなわち胎児児の健康状態の悪化を通しても観察されると言う。
  債務整理した場合、家庭にどのような影響を与えるのか。債務整理は経済生活の再生と言われているが、何かの波紋と影響はある。慎重な対応が求められる所以である。