中村和恵

日経新聞プロムナードに中村和恵氏が、本を読む必要性を書いている。その一節。-本を読まない人はバカになる。塾で受験テクを磨いても、留学で見聞を広めても、有名大学に行っても、読まなきゃダメ。読まないなら、少なくとも本を買うべし。ちょっとでも眺めれば何かが得られる。新刊を買えば、すくなくとも著者と出版社と本屋が報われる。日本の言語文化をきみが支えていると。少なくとも私は本を買っているので、著者等を養なわさせている一員かも知れない。極力本を読みたい。中村氏履歴を見たら母校の教授で法学部を教えていた。

時代の風

毎日新聞8月19日付時代の風西水美恵子氏が、過疎化の負を正にすると題して書いている。日本の輸出産業として期待できる部門は「田舎」と指摘し、飛騨高山の山里馬瀬の話をしている。知恵と努力で、負も正にすることができる。その知恵と努力が求められる。その力は、読みながら勤勉かと思う。

刑法38条

法律の論理を勉強し、その理解力に努めないと、劣化する。刑法38条罪を犯す意思のない行為は、罰せず。罪を犯す意思とは、故意である。故意に対する学説は、Ⅰ表象説(i認識説)Ⅱ意思説Ⅲ動機説。この学説の対立は認識ある過失と未必の故意の限界をどこに置くかに関係してくる。確定的故意⇔未必の故意⇔認識ある過失⇔認識なき過失。 起きた犯罪をどう検証し、如何なる刑罰を科するか。人生を奪い、社会復帰を願う刑法。その理解は難しい。

[tmkm-amazon]413032313X[/tmkm-amazon]

 

 

 

臨終力

林望著臨終力を読む。世阿弥の風姿花伝の言葉を上げて語る。一、好色・博奕・大酒<三重戒。これ、古人の掟なり。>一、稽古は強かれ、情識はなかれとなり。始めの諫めは、誰にも毒となる事に対する諫めである。第二条は、稽古はどんなにしてもしすぎることはない、しかし自我に拘泥して諍う心は去るべしということです。つまり、自分が、自分がという意識が強すぎてはいけないということ。法律の勉強もし過ぎることはない。自説を持つようになれば一人前。自説の「じ」まで行っていない自分に反省。この本の他の部分も60歳を過ぎた人が読むには大いに役立つ。

[tmkm-amazon]458412339X[/tmkm-amazon]

西原理恵子

14日の朝日新聞仕事力。西原さんの話が掲載されていた。
人の金で生活するっていうのは全く自由がない。今、自分で稼いで、自分の金でご飯んを食べる毎日が一番充実している。
その前段に、
― 私はよく人に働き者ですねとほめられるけれど、私のやっていることは普通のことで、駅前の商店街のおばちゃんたちと同じ。雨が降ろうが、体の具合が悪かろうが、毎日毎日おばちゃんは「はい、いらっしゃい」と店を開ける。日本の中小企業の社長さんもみーんな休まない。―
労働と勤勉。資源の無い日本の私たちに必要なこと。
そう話している西原さんは、ギャンブルに狂って数千万円なくしているという。高い勉強代価。

無料相談

 土曜日。千葉そごうの地下で無料相談員を行った。相続や、医療過誤他の相談で有った。相続に関しては、贈与税の問題。税理士の分野。医療過誤については、証拠資料の整理と弁護士への相談を助言した。他の分野の業務内容に付いても勉強を迫られる時代が来たことを痛感した。
 

オピニオン

 朝日新聞のオピニオン。日米教育委員会事務局長サターホワイト氏の話。
日本人は、英語を学ぼうとするスピリットが足りないとあった。
語学の勉強は①単語を覚えること②文法を学ぶこと③会話を繰り返すこと。高校生でも3千の単語は必要という。又、米国への留学生が減少している事を嘆いてる。
日本3万人、中国10万人、韓国7万人。日本の元気のなさを感じる。
一人ひとりが前向きに向かえば必ず、元気になると思うが。
 翻って、法律の勉強も①条文を覚える②その法律の趣旨を学ぶ③その運用を教科書と判例で知ることにあると思える。

菅野亮弁護士

 千葉司法書士会主催の裁判実務研修会に参加。内容は、破産管財人・個人再生委員の実務である。講師は、菅野亮弁護士。法律事務所シリウス代表。破産業務を円滑に行なう場合の注意点を、先生がなる破産管財人並びに個人再生委員の立場から解説してくれた。申請をするほうからではなく、反対の立場からの話であるので、勉強になった。日々の研鑽が必要と痛感。
 シリウスは、星の名。菅野先生が、チベットやパキスタンで放浪した際に見た星の名。日本では冬に道しるべのように輝く星とのこと。悩んでいる人々の道しるべとなるべくこの名前を使ったとホームページにある。

就職

7月20日日経新聞夕刊。内定なく卒業3万1000人。既卒者就活、厳しい再挑戦。
学生さんでも厳しいこの就職戦線。40歳代、店頭販売経験のみ。再就職はなかなかない。生活費として消費者金融から借り入れ、支払いは滞る。毎日が悩みである。その悩みが澱(おり)となり心に重く伸し掛かる。相談を受けた私は、ただただ就職先の確保を祈るばかりである。

憲法27条すべての国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふとある。働く権利を持っている。しかし、働く場所がない。本人が悪いのか、社会が悪いのか、国が悪いのか。一人ひとりが、日本が豊かだという言葉に騙されたこの10年。勤勉を思いだし、出来るところから、改革に試みなければならないと思う。

余録

 毎日新聞の余録に、梅棹忠夫さんの事が書かれていた。そこに梅棹氏の言葉がある。
 「自分の足で歩き、自分の目で見、自分の頭で考える。それが学問です」
 法律も事件を整理し、その論点を見つけ、条文を探し、自分の頭で考え、そして公平な結論を見出す学問かとふと思った。