佐藤優

佐藤優氏の読書量はすごい。彼の文章を読んでいると圧倒される。今回「交渉術」を読んだ。国家間の交渉の話。それだけに重い。又、最終的には我々国民にその結果が覆いかぶさってくる事である。小さな事が大きな事を動かし、日々の努力が成果を生む。テレビを見ている暇はない。

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保護のてびき(生活保護法)

生活保護法第1条「この法律は、日本国憲法第25条に規定する理念に基づき、国が生活に困窮するすべての国民に対して、その困窮の程度に応じて、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする」。わが国の公的扶助制度は、701年の大宝律令にその萌芽を見る。徳川時代は御救金、御救米といった窮民救済制度が有った。明治時代には恤救規則があり、昭和4年に救護法が制定されたとこの本は歴史を書く。そして生活保護法は、要保護者に対する生活保護が国家責任を原則とすることを明文化したものと指摘する。国家に責任がある。この法律を理解する根本がそこにある。

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沢木耕太郎

山口二矢(おとや)と社会党委員長浅沼稲次郎の事件の本。一つの事件を紐解くことによって、社会を描く本。国家権力の暴力の怖さ、教育の大切さ、中国外交の難しさ、政党政治の権力闘争、時代のを読み取る力の必要性等を教える。一読を進めたい。

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10年後の仕事

世界は、72億人。日本は、1億人。グローバル化の時代がくる。
大きく仕事内容が変わる。そして、雇用がなくなる。

1 重力の世界 ー グローバルの最低最低給与水準に収斂の職場
2 無国籍ジャングル ー 世界70億人との仁義なき戦いの職場
3 ジャパンプレミアム ー 日本人しかできない職場
4 ブローバル ー 日本人の強み生かしつつグローバル化に対応できる職場

渡辺正裕著ー10年後に食える仕事食えない仕事ー 日本を客観的に見る事の出来る本。

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脱原発

 産経新聞に岡本行夫氏が、脱原発問題について書いている。 

昭和45年原発導入。現在は、その当時電力供給量の225%増。そのうちの4割は原子力発電。
すぐに原発を止めろに従うと、昭和40年代の生活に戻す覚悟が必要。工業出荷額は今の四分の一になりエアコンはなくなる。日本人の平均寿命も、産業競争力も弱くなる。資源のない日本にとって国家の命運の問題だ。
 米国は、確率による地震予知は不能と考え、地震発生後の被害の極小化へと考え方を変えた。
「その地域で過去1万年間に起った最大の地震や津波に対応できる水準に一定の安全係数を掛けた安全性」を求めている。

と書く。

 次の世代と国の存亡にかかわる問題。一人ひとりが考え、その選択を求められている。国を二分する問題だと思う。主権者として、原発に税金が使われている関係での納税者として、電力消費者として考えなければならない。

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水野和夫

水野和夫著「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」を読み始める。そのまえがき
⑴帝国の台頭と国民国家の退場=帝国化
 資本のグローバリゼイションにより、国境内に権力を及ぼす「国民国家」が衰退し、米国・中国・インド・ロシア等が帝国化する。 
⑵金融経済の実物経済に対する圧倒的な優位性=金融化
 先進国の賃金が抑制、低下し、デフレが定着する。金融経済(尻尾)が実物経済(頭)を振り回す。 中流階級の没落となる。
⑶均質性の消滅と拡大する格差=二極化
 日本の「一億中流意識」の崩壊、格差拡大の時代の到来。景気回復での格差解決が困難。将来への不安が高まり、刹那主義の蔓延。
グローバル化は、政治、経済、社会のすべての根本的に変える総合的なプロセスとある。計り知れない変化が今、世界的に起こっている。

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保坂正康

 毎日新聞夕刊。特集ワイド「国会は今」言いっ放し、議論崩壊。
 保坂正康氏の談話がある。
 「きっちりした人生観を持ち、ものの本質を語る政治家が減ったからでしょう。論理的に語っても、どこかきれいごとに聞こえる。世襲政治家が多いから甘えが見える。菅首相にしても市民派だけに期待したが、裏切られました。批判は得意だけど、ひとたび物事を作る側に回ると説明能力、エネルギーが欠けている。リーダーは態勢を立て直す時、失敗を隠さずに、いかに次につなげられるかが問われるものです」。
 出来たものを批判する事はやさしいのかもしれない。有るものを作り、維持するるほうが数倍の労力を必要とするのかも知れない。

新保祐司

 産経新聞正論。新保氏がー「ざらざらした」精神を回復せよーと題して書いている。ざらざらした精神とは、明治の精神。平成の日本はスヘスベ。
 明治の精神は、国家を本気でつくる。人間について懸命に考える。思考力、道徳力、政治力、外交力、経済的勤勉さ、社交的誠実さ等であると書いている。自分の生活に、少しでもざらざらした精神を持ちたい。新保氏は、文芸評論家で、都留文科大学教授。

弁護士戸舘圭之先生

 刑事裁判実務研修に参加した。弁護士戸舘圭之先生が講義をする。先生は静岡県であった袴田事件に関心を抱き、静岡大学の学生時代から刑事弁護人を目指して、刑事事件を主とする弁護士と成ったと話された。初心を貫徹されたお気持は、講義の中に充ち溢れていた。
 刑事事件弁護は、国家と対峙する。相手は資金と人材とそして捜査権を持っている。弁護士は、弁護士資格と法律で戦うわけである。一般に警察署はなぜだか不便なところにあり、接見も大変。頭も使うが足を使う仕事だと話された。刑事事件は、熱い気持ちがなくてはやれないと思った。戸舘先生は、人権とは少数の者ある。それは悪人。悪人だから弁護しなければならない。最後に、「私は悪者に味方する」遠藤誠著を推薦された。早速購入した。
 

茜色の空

 大平正芳を書いた「茜色の空」を読んだ。勤勉。国を思う心。政治は一寸先が闇である。リーダーと国民。秘密と情報開示。戦争→終戦→復興→経済成長→所得倍増→一億総中流等。
 日本の大きな流れの中、大平正芳がどのように生き、総理となりそして死亡したかである。号外を見て、そばの虎ノ門病院に行ったのを思い出しつつ読み切った。一読の価値あり。

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