自殺

 昨日、警察庁の自殺統計が発表された。自殺者3万1960人。就職失敗で自殺2割増と見出しにあり、424人が亡くなっている。その中で大学生が、超氷河期で46人。前年度の2倍。負債は、改正貸金業法の完全実施背景に減少と毎日新聞の記事にある。
 それでも、多重債務で1036名、連帯保証債務47人、その他で1287人、計2370人の尊い生命が失われている。就職難に関しても、多重債務においても、経済は人の命を奪ってしまう力を持っている。経済=収入の確保は、重大なことである。人間はパンのみに生きずであるが、パンの確保に、蟻のように努力しなければ成らないと、ふと思う。

債務整理は一人でなやまないで

 朝日新聞の「声」voice。消費生活相談員大林由起子さん(54)の投稿の題。「債務整理は一人でなやまないで」ある。
 住宅ローンの破綻や自殺者の増加の記事に心を痛めています。借金のため家族が離散したり、やっと手に入れた住宅を手放したり、つらい選択ですね。借金苦から死を選んでしまう人もいますが、自己破産という方法もあると教える。弁護士費用などの扶助制度もあります。一人で苦しまず声を上げてくださいと書いている。
 相談先
  弁護士会、司法書士会、県や市、法テラス、消費者センター等があるとも説明している。
 しかしである、多重債務者は解決に向って積極的に行動しない面がなぜかある。そこを解決の道へ案内するのも私たちの役目かも知れない。

標語

 「弱者のためなにとことんやる、人のためなら強くなれる」宇都宮健児先生の言葉(日本弁護士連合会会長)。 日本社会は貧富の格差が生じている。年収200万円に満たない人が1000万人超え、生活保護対象者であるのに受けられない人が10人中8人もあり、多重債務者に対する法律扶助制度がある事を宇都宮先生は語る。 弁護士会は、生活や労働に関する相談室「ひまわりほっとダイヤル」を展開すると言う。「弱者のためなにとことんやる、人のためなら強くなれる」
 格差の問題は、日本と世界との問題。日本人そのものの勤勉への再自覚も求められる。

有田宏美

 NPO法人女性自立の会理事長有田宏美さんが、多重債務規制より再起を支える場をーと題して、「私の視点」を朝日新聞朝刊に書いている。
 4千名を越す多重債務の相談から、①銀行住宅ローン②カードローンが多重債務の出発点となる場合が多いと指摘する。更に③シショッピングによるクレジットカードの使用がそれを促進し、負債の総額を把握できなくなりキャッシングに走る。自己管理能力を高めなければ多重債務者は少なくならないと言う。安心して悩みを打ち明け、相談できる場がを作る事が大切だと話す。心のケアと家計の立て直しえの助言が必要とも書く。
 多重債務は「心の問題、命の問題」と締めくくる。
 多重債務は、心の問題・命の問題と言うことを肝に銘じて、相談に応じて行きたい。

過払い金状況

プロミス、和解合意後半年の支払い。武富士は和解合意後1年後、その上で分割返済。アイフル和解合意後5ケ月後の支払い。過払い金の合意金額は、8割から半分程度に下がってきている。決算内容、中間決算等において各社の内情は、厳しい。裁判を行い、確定判決を受け、消費者金融会社の口座を押さえる方法もあるが、果たしてそれが妥当かと考える。何故なら各社を潰しては過払い返金は「0」となってしまう。会社が一生懸命存続努力をし、営業活動を行ってくれることを望む。過払い金請求は、確かに正当な権利である。しかし相手があっての権利である。原理原則で裁判で臨か、会社の状況を見ながら和解契約で進むか、依頼者の立場を考えながらその判断に苦慮する。その状況が日々高まっている。

貸金業

産経新聞、二日間に亘り「瀬戸際!貸金業」の記事がある。急増する過払い金請求、人助けビジネスに変質。暗躍するヤミ金、事業者金融消えて、後釜にとある。
「20%以下の金利では担保がなければ無理。無担保なら40%以上でなければ商売にならない」商売にならないとは、貸金業者がつぶれる事。50万円貸し、元本が返済されない事を組み入れなければ、貸金業はやれない。そこから、20%以上の金利が生まれてくる。借りた人が必ず元本を返すのならば、5%でも貸金業は成り立つ。又、借りる人も返さないつもりで借りるわけではないが、返せないのである。ここが難しい。学者は、消費者金融市場は、崩壊されてしまったと結んでいる。6月改正貸金業法が実施される予定。

相談

 ご夫婦で御相談に来られた。一般会社勤務。住宅ローンあり。健康を害し、給与が減額。家計状況からしたら、自己破産が生活再建には早い。子供さんが二人。お家を購入して12年。破産では自宅を手放す事になる。自宅で夫婦で培ってきた十二年の生活、誰でも守りたい。個人再生の選択肢もあるが、資産状況、今後の収入の見込み、子供さんの成長。3年での返済金とローン代、厳しい。更に相談検討する事になったが、時が解決する問題ではない。
 人生を見る相談である。

朝日新聞「グローブ」

 25日朝日新聞。同社の「グローブ」の差し込みがある。読みでのある記事が多い。芝原仁一郎(38才)ロデオ選手。猛牛を乗りこなすロデオ選手。8秒間猛牛を乗りこなすか否かの競技。アメリカでは盛んな競技だとのこと。それに挑戦している夢にぶつかる男。芝原氏の自己評価シート。①持久力②体力③行動力④運⑤語学力⑥決断力⑦集中力⑧協調性⑨独創性⑩分析力。

 自殺12年連続3万人超の記事が昨日あった。いろいろな要因が重なり自死。経済苦、多重債務もその要因の一つ。この解決は、夢を追う男が三番目に示した行動力である。なんでもいいから相談する。電話を掛ける。話す。これが、新たな夢へ一歩かも知れない。

多重債務 独り悩むな

昨日の朝日新聞の夕刊。一面のー人・脈・記ーの見出しである。森雅子さん、禧久孝一さん、そして弘中照美さんの話があった。
森さんは弁護士。法律は武器だという。禧久さんは、生活のために借り、まじめに返そうと思うほど、困るっていると話す奄美市の市民生活係長。弘中さんお母さん、年金を押さえられて、自殺する。多重債務による自死をなくす会を主宰する。
多重債務者は、200万人。生活を立て直すお力にられればと思う。ご本人のすぐなる行動と自立の気持ちをただただ思う。半歩が大事か。

消費者金融

 今日の朝日新聞。ー消費者金融 剣が峰 武富士、債務を減額ー
 既に、当事務所で和解契約した過払い金の返金が、履行されるか心配。

 武富士、消費者に貸し出した金額が半分。アイフルは約3割減。これは、商店で言えば、品揃えが半分に減り、7割になったことである。お客様の足も遠のく。

 大手四社。①武富士②アイフル③プロミス④アコム。
①と②は独立系。③と④は銀行系。独立系が生き残れるか、本当に剣が峰である。多重債務がなくなり良いことかもしれない。しかし、消費は少なくなり経済に及ぼす影響が大きい。