民事交通事故

弁護士専門研修講座「民事交通事故訴訟の実務」を読み始める。一般相談での問い合わせが有ったので。今は普通の交通事故は、保険会社が間に入って解決し、複雑な交通事故だけが弁護士に依頼される傾向である。そのため、保険並びに医療に関する知識が求められるとあった。司法書士は不動産登記法の勉強だけで済んだ時代は本当に終わっているのだとの実感を抱く。相続登記に関しては、税務に関する知識を求められる。士業も、隣接業種の知識が求められ、それに応えて行けなければ事務所の運営も難しい。日々の研鑽が求められる大変な時代に突入しているのである。

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井藤公量

井藤公量氏の「資格試験勉強法」を読む。Wセミナーで川嶋尚道弁護士の司法試験短期集中基本講座で勉強していた部分の記載が有り、驚いた。私も同講座を取っていた。もしかしたら私も末席を汚していたかも知れないと思ったからだ。井上先生は見事、司法試験に合格し、今や弁護士とし活躍。井藤氏は、数々の挫折を乗り越え、凡人としてのダイヤモンドルールとスキルを見つけた事を書く。これから資格試験を勉強する方々には参考となると思う。資格を得られるか、得られないか、その差は一歩である。

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大増員時代の弁護士

ブログにある匿名弁護士の廃業宣言。

「……理由ですか? もちろん、この業界のお先が『真っ暗』だからですよ。案件は減るわ、合格者はバカスカ増えるわ、執行部はアフォだわ、司法書士は幅をきかせるわで、もう業界全体が沈みかけの船みたいな状態です。こん船から一刻も早く逃げ出さなければならない、そう思ったからです。優秀で嗅覚の鋭い方は、もうとっくに逃げていますよ」

この意見は、若手から中堅弁護士の共有されている考えだとこの本にはある。

私は、認定司法書士で簡易裁判所の代理権、債務整理の際の依頼者の代理人となれる。この本を読んで弁護士の逆襲と行政書士が幅を利かしてくる不安を感じた。
法律業務に、市場原理がなじむものなのか、考えさせられた本。

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読売新聞社会部

 読売新聞社社会部著「ドキュメント弁護士」法と現実のはざまでを読む。
第二章容疑者、被告の権利を守るー刑事弁護の苦悩と挑戦。第三章被害者とともに泣くー忘れられがちな弱者の存在他がある。被告への批判の強い目の中での被告の弁護。被害者の気持ち・目線になれるか否かが大事という言う被害者の弁護士。法の厳しさを知る。法に関わる者として、研鑽を強く求められる本であった。

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永山則夫

 永山則夫を、最後に弁護した遠藤誠氏の「私は悪者に味方する」を読んだ。
 勉強になった。又、永山則夫氏の「木橋」という本も一読する価値があるか。生というもの、死というもの、更に死刑制度を考える上で。
 19歳永山。東京、27歳のガードマン2発撃って射殺。京都、69歳の警備員6発撃って射殺。函館、31歳タクシー運転手2発撃って射殺。名古屋22歳タクシー運転手4発撃って射殺。これらの方々の人生を考えた時、言葉がない。その上での死刑。法律の厳しさを知る。

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弁護士戸舘圭之先生

 刑事裁判実務研修に参加した。弁護士戸舘圭之先生が講義をする。先生は静岡県であった袴田事件に関心を抱き、静岡大学の学生時代から刑事弁護人を目指して、刑事事件を主とする弁護士と成ったと話された。初心を貫徹されたお気持は、講義の中に充ち溢れていた。
 刑事事件弁護は、国家と対峙する。相手は資金と人材とそして捜査権を持っている。弁護士は、弁護士資格と法律で戦うわけである。一般に警察署はなぜだか不便なところにあり、接見も大変。頭も使うが足を使う仕事だと話された。刑事事件は、熱い気持ちがなくてはやれないと思った。戸舘先生は、人権とは少数の者ある。それは悪人。悪人だから弁護しなければならない。最後に、「私は悪者に味方する」遠藤誠著を推薦された。早速購入した。
 

標語

 「弱者のためなにとことんやる、人のためなら強くなれる」宇都宮健児先生の言葉(日本弁護士連合会会長)。 日本社会は貧富の格差が生じている。年収200万円に満たない人が1000万人超え、生活保護対象者であるのに受けられない人が10人中8人もあり、多重債務者に対する法律扶助制度がある事を宇都宮先生は語る。 弁護士会は、生活や労働に関する相談室「ひまわりほっとダイヤル」を展開すると言う。「弱者のためなにとことんやる、人のためなら強くなれる」
 格差の問題は、日本と世界との問題。日本人そのものの勤勉への再自覚も求められる。

弁護士懲戒

「報酬取りすぎ」弁護士を懲戒。第二東京弁護士会は3日、会員の小林優弁護士(80)を業務停止3カ月の懲戒処分にした。理由、消費者金融への過払い金請求などの債務整理を引き受け、依頼者の女性が取り戻した額の約3分の2にあたる118万余を十分な説明もなく報酬などとして受領。書類も捨ててしまったと返さなかった。朝日新聞朝刊。

 当事務所は、21%。訴訟等費用も入っているのかも知れない。ちゃんと説明できないところが問題か。
21%報酬の内訳。

①依頼者の聴き取り

②借入れ金融業者確認と介入通知発送

③取引履歴の請求

④取引履歴の点検と利息制限法による再計算表の作成

⑤金融業者と折衝

⑥依頼者の意向再確認

⑦再度金融業者と折衝

⑧和解契約書作成

⑨双方和解書調印

⑩過払い金返金(現在数ヶ月後)

⑪依頼者口座に返金

⑫依頼者へ和解送付。

同新聞、武富士、ほぼ融資停止と一面にある。世の中動きは激しい。
 

債務整理 日本弁護士連合会が調査

今日の朝日新聞。悪質弁護士事例日弁連が調査へ、多重債務で苦情増え。社会面の2段記事である。この実情は、依頼者の債務整理が単純から複雑なものに成ってきた結果である。依頼者は、情報多化で依頼経費の比較や、依頼すれば過払いが直ぐにも返金さられと思われている。ところが、消費者金融会社の過払いは、今日の和解で、来年の3月、4月である。会社の存続そのものが疑われるときである。それ和解が不服で裁判を行い、判決を得、同会社の銀行口座差し押さえ強制執行、そして資金回収。手間と経費が掛かりすぎるのが現状。依頼者との齟齬が生じる。始めに充分いまの現状を説明した上で、依頼を受けなければ、苦情になる。依頼者は、過剰な期待を持つ。受任を受けた弁護士・司法書士は説明・契約した範囲で業務内容を処理をする。権利意識の高い時代、当然苦情は生まれる。益々、説明責任を十分に果たさないと大変となる債務整理業務となっている。

犬が、人を噛んでも記事にはならない。人が、犬もかめば記事となる。弁護士が悪質だから記事となる。通常に業務をやっていれば記事とならない。それが木鐸たる新聞記事かも知れない。