時代小説対談

居眠り磐音江戸双紙の著者「佐伯泰英氏」と三菱東京UFJ銀行相談役「畔柳信雄氏(くろやなぎのぶお)」との時代小説対談記事が有った。そこで、畔柳氏が眼前の試練のなかに次の成功が隠れていると語っている。司法書士事務所も登記業務全盛時代が終焉し、債務整理全盛時代に陰りが出、事務所運営の試練が発生している。しかし、お客様に役立つ新たな法律業務に対応することが出来れば、事務所の存続はあると思う。まさに、眼前の試練のなかに次の成功が隠れていると思う。試練を乗り越える気力と努力が求められている。

徒歩15分

徒歩15分の潜む商機の日経新聞記事。「元気な高齢者にとって、心理的に歩くことが苦にならないのは15分。距離にすると1㎞。足が衰えを感じると、700メートル程度に縮まる」とある。コンビニは、この点も狙っているとある。私達への仕事の相談も、この事を考えなければならないと思う。相続登記の相談で登記所脇の事務所まで相談に来た方々が、電車に乗って相談に来るかである。以前は、事務所しか業務ができないとの規定が有ったが、お客様の希望に応えて行かなければ、士業も成り立って行かない。私達がお客様の方へ出向く気持ちが求められる時代が、すぐそこに来ていると思う。

プロミス

今日の日経新聞「きん言」に久保健社長の言葉有った。「消費者金融の社会的使命はもうけすぎないこと。適切な利ざやの確保が肝要」と。SMBCコンシューマーファイナンスは3月に非上場会社になった。非上場会社に成ったことは、資金は集めづらいが、経営スピードは高まる。今年度の上半期は300億円を超える黒字を計上したという。過払い金請求が続く中の黒字。都市銀行系であるが、経営手腕の結果か。そして、通期で300億円程度が妥当な水準と語る。この会社は生き残る。

住友家訓十三ヶ条

新聞に住友家訓に掲げられている「信用ヲ重ジ」「浮利ニ趨リ、軽進スベカラズ」の精神が大切との記事が有った。早速調べた。自分の心に刻む意味から一部を載せる。参考になるものと思う。
第三条 一時の機に投じ、自前の利に趨り、危険の行為あるべからず。
第十一条 我営業は信用を重んじ、確実を旨とし、以て一家の鞏固隆盛を期す。
第十二条 我営業は時勢の変遷理財の得失を計り弛緩興廃することあるべしと雖も、苟も浮利に趨り軽進すべからず。
第十三条 豫洲別子銅山の鉱業は我一家累代の財本にして斯業の深長は実に我一家の隆衰に関する。宜しく旧来の事跡に徹して将来の便益を計り、益々盛大にならはむべきものとす。

プロムナード

日経新聞のプロムナードに山本謙一氏が「とても頭の良い創業者」と題してやきとり大吉の辻社長を書いている。起業者はパワフルでエネルギーが全身からほとばしっている。人間は欲と供連れの面がある等。参考になる点が多々ある。そして、最後の文章。―広い店舗に客がおらず、従業員が暇そうにしている飲食店を見ると、辻社長は、背筋が寒くなりぞっとするという。そういう感性があればこそ、地に足のついた無駄のない経営ができるのだろうと―司法書士事務所も統一報酬料でなく、広告解禁の時代。事務所から情報発信を行っていかなければ運営できなくなるのではないかと不安を感じている一人。事務所の質の向上を求められている。安閑とした時代ではないと思う。

菊池武夫

ファションデザイナー菊池武夫が、10月29日付日経ビジネスに「強みの見直しと革新で老舗ブランドを再生」と題して書いている。グッチが、遺産や伝統を根幹にして復活して来ている例を挙げる。電機メーカーが凋落した原因は、培った強みを忘れ、新製品に走った事にあるのではないかと問いかける。派手さはないが、核となる強みや技術を守りながら、進化すべきところは磨きを掛ける。これが企業やブランドの長寿化につながると書く。司法書士も不動産登記業務から商業登記業務へ、そして簡易代理業務と債務整理業務へと推移している。核となる司法書士の法律的側面は何か、自問自答が求められる。

時代の風

毎日新聞8月19日付時代の風西水美恵子氏が、過疎化の負を正にすると題して書いている。日本の輸出産業として期待できる部門は「田舎」と指摘し、飛騨高山の山里馬瀬の話をしている。知恵と努力で、負も正にすることができる。その知恵と努力が求められる。その力は、読みながら勤勉かと思う。

シャープ下請け

毎日新聞の記事。「シャープ下請け67万人募る不安」。東京3245社、大阪2740社、神奈川745社等と10都府県に及び下請け会社があり、関連従業員が67万人に達するという。債務整理のお仕事をしていて、勤務先がないのが困る。今後の生活の再建方法が見つからないからである。私どもが依頼を受けて債権者との間に入ると、和解等の話が付くまで、請求も支払いも止まる。しかし、止まってもその後の生活が見えてこなければ、意味が無い。無力さを感じる場面である。会社経営者の社会的責任を感じる。

工藤公康

今朝の日経新聞のスポートビアに工藤公康が、自己の体験を通じて日本シリーズ戦い方について書いている。初戦重視か、第2戦を取るのか。かつては「大事なのは第2戦」と言われていたが、最近は初戦重視の方向にあると思えると。そして、短期戦における身にしみた教訓を述べている。「勝つ」という気迫が体の芯から湧き出ない限り、勝利はおぼつかない。今年の巨人の諸君がそうだったと書く。企業経営も、事務所運営も、お客様のためにという強い意志がなければ継続できないと読みながら感じた。

なぜコマツ堅調、シャープ苦境

「なぜコマツ堅調、シャープ苦境」日経新聞日曜日に考えるの記事の見出し。コマツ営業利益2000億円の見込み。シャープ4500億円の赤字。この要因の一つに業種が違うことがある。建機市場は単に「価格が安い」というだけでなく「保守サービスが確立している」「ディーラー(特約販売店)との信頼関係がある」。一方シャープの世界は、価格競争によるテレビの販売と言うことにあり、「安さが勝負」。サムソンに負ける。しかし、もう一つの要因に、≪シェアをいたずらに追い求めず、利益をしっかり確保する分野のみに経営を集中する事にある≫と、記事は指摘する。その例が、米国のゼネラル・エレクトリックでありIBMだと。日本では、日立製作所ではないかと言う。法律の社会も規定報酬がなくなり、市場経済となつている。得意の分野を持たない司法書士は生きていけないと痛感している。どの分野を深化させていくのか、事務所運営の能力が試される時代である。