西水美恵子

西水美恵子著「あなたの中のリーダーへ」のはじめの一節。
パキスタンの山奥に住むアマ(母親)の言葉。
「早朝、日の出前、まず水汲みに出る。泉まで一時間裏山を登り、また一時間かけて下る」
「それから子供たちと朝食。朝はお茶とパン一切れ。そしてヤギに餌。涼しいうちに畑仕事に出る。麦と野菜は家族で食べるだけ。売るほど作る土地はない」
「昼前、また水汲みに山に入る。一時間山を登り、また一時間かけて下りる。山の日差しは強いから、昼の水汲みはつらい」
「昼食は子供たちとお茶。あなたと私は水だけ。午後は家の掃除、ヤギの餌集め、薪集め。水が余っていれば洗濯もする」
「日が落ちる前、また水汲みに山に入る。疲れているから夕方は時間がかかる」「夕食はヒラマメのスープとパン。そして寝るまで暗闇の中で子供たちと話す。私はこの時間がいちばん好きだ」
アマは、一息つくと、こう付け加えた。
「くる日もくる日も、同じことの繰り返し。気が狂ってしまうかと思う時さえある。これは人間が営む生活ではない。動物のように、ただ体を生かしているだけ……」「夢はただひとつ。子供たちが教育を受けて、この生活を繰り返さないように。けれど、それさえかなわない。自分が病気になったら皆飢え死にする。それが恐ろしい……」
貧困の現実。全てに幸せな日本に生まれ、生活している事を知る。

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零戦

「零戦」を読む。物づくりの原点。一つの目標に一糸乱れず多くの人々が、自分の持っている力を精一杯出し切る姿。物量には敵わないから人材で勝負と本に有る。今の韓国・中国を見る思い。国の生死を掛けた時代背景は、異なる。しかし、いまも経済戦争。ゆとりも大切だが、精勤も必要と思う。

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TPPの授業

衆議院選挙が迫っている。TPPも争点の一つである。代々木ゼミナール講師小泉祐一郎著「TPPの授業」は一読の価値がある。インターネットの時、TPPは時代の趨勢と思える。外国弁護士も日本で活動する様になるとも思える。本当に競争の時代に突入している。寸暇を惜んで勉強を強いられる。

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国民所得

国民所得がこの5年間で45兆円減との日経新聞の記事。少子高齢化で生産年齢人口(15歳~64歳)は昨年までの過去5年間で240万人減。当然消費も減少する。07年度から11年度までで企業の設備投資が15兆円減。産業の空洞化に繋がっている。日本の経済をどうするか、日本の社会をどう活性化するか難しい問題が目の前にあると考えさせられる記事。

なぜコマツ堅調、シャープ苦境

「なぜコマツ堅調、シャープ苦境」日経新聞日曜日に考えるの記事の見出し。コマツ営業利益2000億円の見込み。シャープ4500億円の赤字。この要因の一つに業種が違うことがある。建機市場は単に「価格が安い」というだけでなく「保守サービスが確立している」「ディーラー(特約販売店)との信頼関係がある」。一方シャープの世界は、価格競争によるテレビの販売と言うことにあり、「安さが勝負」。サムソンに負ける。しかし、もう一つの要因に、≪シェアをいたずらに追い求めず、利益をしっかり確保する分野のみに経営を集中する事にある≫と、記事は指摘する。その例が、米国のゼネラル・エレクトリックでありIBMだと。日本では、日立製作所ではないかと言う。法律の社会も規定報酬がなくなり、市場経済となつている。得意の分野を持たない司法書士は生きていけないと痛感している。どの分野を深化させていくのか、事務所運営の能力が試される時代である。

 

 

 

 

 

 

 

消費者金融銀行本体で

9月17日日経新聞に標記見出しが有った。貸金業者は全盛期の10分の1。消費者向けの無担保融資額は約5兆3千億円、最盛期の6割。消費者金融が難しい時代とある。
イオン銀行はイオンクレジットサービスを。新生銀行は、アプラスフィナンシャル、新生フィナンシャル(レイク)、シンキを。三井住友FGは、SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)を。三菱UFJFGは、ジャクス、アコムを。それぞれ銀行が主体となり融資額の増額に努めているとある。債務整理にも多いに関係あるところである。消費者金融のみの介入が、これらの関係で銀行口座の介入まで影響する場合が発生しているからである。債務整理もより難しくなっている。

10年後の仕事

世界は、72億人。日本は、1億人。グローバル化の時代がくる。
大きく仕事内容が変わる。そして、雇用がなくなる。

1 重力の世界 ー グローバルの最低最低給与水準に収斂の職場
2 無国籍ジャングル ー 世界70億人との仁義なき戦いの職場
3 ジャパンプレミアム ー 日本人しかできない職場
4 ブローバル ー 日本人の強み生かしつつグローバル化に対応できる職場

渡辺正裕著ー10年後に食える仕事食えない仕事ー 日本を客観的に見る事の出来る本。

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樋口陽一

樋口先生の比較憲法を読んだが力不足でよく理解出来なかった。
日経新聞土曜日の記事。憲法と生きると題して先生に聞いている。
 

自由ーかつては国家からの自由、権力からの自由に重きが置かれていた。日本で自由を圧迫しているのはお金だと思う。自由には、二種類あってやりたいことをやる自由。人の欲望の解放。国家からの自由はそういう面が強い。しかし、それだけでは公共の空間が存在しなくなるので、世の中の規範をつくっていく理性の自由がある。そのふたつのバランスで成り立っている。理性の自由でねお金を規範していく必要がある。

 憲法は、いっけん簡単と思えるが、奥は深い。

脱原発

 産経新聞に岡本行夫氏が、脱原発問題について書いている。 

昭和45年原発導入。現在は、その当時電力供給量の225%増。そのうちの4割は原子力発電。
すぐに原発を止めろに従うと、昭和40年代の生活に戻す覚悟が必要。工業出荷額は今の四分の一になりエアコンはなくなる。日本人の平均寿命も、産業競争力も弱くなる。資源のない日本にとって国家の命運の問題だ。
 米国は、確率による地震予知は不能と考え、地震発生後の被害の極小化へと考え方を変えた。
「その地域で過去1万年間に起った最大の地震や津波に対応できる水準に一定の安全係数を掛けた安全性」を求めている。

と書く。

 次の世代と国の存亡にかかわる問題。一人ひとりが考え、その選択を求められている。国を二分する問題だと思う。主権者として、原発に税金が使われている関係での納税者として、電力消費者として考えなければならない。

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水野和夫

水野和夫著「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」を読み始める。そのまえがき
⑴帝国の台頭と国民国家の退場=帝国化
 資本のグローバリゼイションにより、国境内に権力を及ぼす「国民国家」が衰退し、米国・中国・インド・ロシア等が帝国化する。 
⑵金融経済の実物経済に対する圧倒的な優位性=金融化
 先進国の賃金が抑制、低下し、デフレが定着する。金融経済(尻尾)が実物経済(頭)を振り回す。 中流階級の没落となる。
⑶均質性の消滅と拡大する格差=二極化
 日本の「一億中流意識」の崩壊、格差拡大の時代の到来。景気回復での格差解決が困難。将来への不安が高まり、刹那主義の蔓延。
グローバル化は、政治、経済、社会のすべての根本的に変える総合的なプロセスとある。計り知れない変化が今、世界的に起こっている。

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