プロミス

今日の日経新聞「きん言」に久保健社長の言葉有った。「消費者金融の社会的使命はもうけすぎないこと。適切な利ざやの確保が肝要」と。SMBCコンシューマーファイナンスは3月に非上場会社になった。非上場会社に成ったことは、資金は集めづらいが、経営スピードは高まる。今年度の上半期は300億円を超える黒字を計上したという。過払い金請求が続く中の黒字。都市銀行系であるが、経営手腕の結果か。そして、通期で300億円程度が妥当な水準と語る。この会社は生き残る。

武富士

更生会社株式会社武富士。その更生債権等の届出をすべき期間の末日である2月28日が、迫っている。
同日までに、届けなければ更生債権とならず失権となる。一銭も得ることができなくなる。更生債権が何割りカットになるかわからないが。たぶん大幅なカットが見込まれる。
更生会社株式会社武富士の日程は次の通りである。
①平成22年10月31日会社更生手続開始決定
②平成23年2月28日更生債権等の届出をすべき期間
③平成23年5月2日から13日まで更生債権等の調査のための期間
④平成23年7月15日更生管財人が更生計画案を提出すべき期間
よって、7月15日には、大筋の概要が明らかに成ると思えます。

空気

日経新聞の春秋。
「空気」とはなにかーそれは教育も議論もデータも、そしておそらく科学的解明も歯がたたない何かなのだと山本七平は空気の研究で書いている。たしかに世間に漂う空気というものは、しはしば分別も理性も超える。この書き出しで、米国のトヨタ自動車へのバッシングの事を書いている。社長に恥を知れと訴えたユーザーと米国議会。
過払い金請求。権利である。武富士が会社更生法になり、同社から利用者に対し、貴方に過払いが生じていますとの連絡が入る。2月末までに書類提出を促す。
請求できるのだという、ある種の空気を、70万人以上の方々に吹き込んだ。
大手消費者金融会社は、存続できるのかと不安を感じる空気である。

過払い請求急増

朝日新聞記事。「過払い請求」急増ー消費者金融武富士の破綻影響とある。

  アコム営業収益1894億円純損益▼421億円営業貸付金残高9513億円。
プロミス営業収益1875億円純損益104億円営業貸付金残高9484億円。
アイフル営業収益1162億円純損益96億円営業貸付金残高6524億円。

アコムとプロミスは銀行系列。それでも内情は厳しい。アイフルは独立系。
営業貸付残高は、商店における品揃えと考えられる。残高が少ないことは、それだけ来店者が少なく品揃えも悪い。アイフルは、今期は純利益を上げる事はできた。しかし、今後品揃えを充実することが緊急の課題。年収3分の1を超える貸付規制がその課題解決を阻止をしている。三社とも経営上の難題を抱えている。

過払い金

 昨日の日本経済新聞。今期見通し「過払い返還金2千億円超」ーメガ銀、支援検討。
 アコム(三菱UFGフィナンシャル・グループの連結子会社)
プロミス(三井住友銀行持ち分法適用会社)
アコムー必要があれば支援する。3月まで情勢を見極める。
 プロミスー資金繰り支援か人的支援か、それとも資本支援か。複数の選択肢から検討する。
 メガバンクは、何らかの支援が求められている現状とある。
 独立系のアイフルは、益々苦しい状況と思われる。
 
 武富士の破綻が、過払い問題の再認識させる。武富士への2月末までに管財人小畑英一弁護士宛てに過払い債権届を行わないと請求できない。70万人以上にその届書が送られている。
 大手消費者金融会社の存在そのものを、見直される問題を孕んでいる。 

藤原美喜子

藤原美喜子さんの人生好転のルールを読む。その中の、「種の起源」の著書ダーウィンの言葉を援用ししている。

 -最も強いものが生き残るのではなく、最も頭のいい者が生き残るのではない。変化に対して最も早く適応したものが生き残るー

過払い請求も、原理原則に従い、裁判をして過払い金満額を取り戻すことも正しい。しかし、その前に相手が民事更生法か破産を選んでしまえば、ほぼゼロに成ってしまう。減額した適当な金額で和解し、返済期日を一日でも早くするのも一方法かと考える。窮鼠猫をかむではないが、消費者金融各社の経営内容は厳しい。攻めすぎれば、破産を選択するのでないかと不安を抱く。情報を集め、早い適応を探して行くたい。

消費者金融会社

 11月12日付日経新聞の見出し。消費者金融2社赤字。アコム438億円、プロミス33億円とある。かろうじて、アイフルだけが32億円の黒字となっている。4月から9月期連結決算の内容。
 ①商品の売上高と言える営業貸付金残高が、アコムは前年同期比14%減、プロミスは28%減、アイフル33%減である。これは年収の3分の1を超える貸付が禁止されたことにもよる。
 ②各社の過払い金返還額455億円、425億円、355億円計1234億円。
 アコムの社長「事業者の再編淘汰が避けられない」。アイフルの社長「あらゆる事態を想定している」と語っているとある。
 過払い返還金は、時間との勝負の感を益々強くする。

武富士

武富士が、会社更生を裁判所に申請した。日経新聞に過去の破綻貸金業者の過払い金弁済率が有った。

弁済率
アエル      2003/9  会社更生 100%
ティーシーエム  2004/3 会社更生 100%
クレディア    2007/9 民事更生 30万円以下100%
30万円超える40%
ロブロ      2009/11 会社更生 3%

果たして、武富士の過払い金返金率は幾らになるのか。
宇都宮先生は、「困窮につけこむ商売、異常」という。過払い金の返還の一部がカットされるのは、問題だとも話される。
しかし、会社は破綻したのである。返金率は期待は出来ない。

御依頼者

債務整理で、過払い金が発生する。貸金業者と返還金の折衝。大手貸金業会社の通常利益は全てが過払い金になっているのが、今の現状である。過払金額の満額請求は益々困難になっている。過払い金は本来の権利であるから裁判を提起し、確定判決を得、強制執行を行うのが、本筋である。しかし、会社の存続自体が危惧されている時、その方法が正しいのか疑問を感じる。早期和解、早期返金。これも依頼者のために必要と考える昨今である。会社更生法になれば、10%の返金も望めない。毎日、新聞において貸金業会社の記事を真剣に読む。

過払い金状況

プロミス、和解合意後半年の支払い。武富士は和解合意後1年後、その上で分割返済。アイフル和解合意後5ケ月後の支払い。過払い金の合意金額は、8割から半分程度に下がってきている。決算内容、中間決算等において各社の内情は、厳しい。裁判を行い、確定判決を受け、消費者金融会社の口座を押さえる方法もあるが、果たしてそれが妥当かと考える。何故なら各社を潰しては過払い返金は「0」となってしまう。会社が一生懸命存続努力をし、営業活動を行ってくれることを望む。過払い金請求は、確かに正当な権利である。しかし相手があっての権利である。原理原則で裁判で臨か、会社の状況を見ながら和解契約で進むか、依頼者の立場を考えながらその判断に苦慮する。その状況が日々高まっている。